ネットでは、独身女性の老後について、不安になるような話がたくさんされていますよね。
「単身の高齢者は賃貸を借りられない」
「介護が必要になったら誰に頼るつもり?」
「孤独死したら社会に迷惑がかかる」
独身で子どもがいないというだけで、なぜかずいぶん先のことまで心配されます。
でも、それって独身女性だけの話ではないですよね。結婚していても、子どもがいても、将来ひとりになる可能性はあるんですから。
そうはいっても、SNSやニュースで「独身の老後は悲惨」なんて言葉を見聞きすると、やっぱり不安になりますよね。
老後が心配になって、今から備えること自体は問題ではありません。
問題は、老後を心配するあまり、今を犠牲にしていないかということです。
40代から老後のことばかり考えて、そのまま60代になったとします。
振り返ったときに、「あの頃は老後が不安で、我慢ばかりしていたな。やりたいこともやらなかったな」なんて後悔するのは、嫌じゃないですか。
60代になったときに、「40代、楽しかったなぁ」って思えるかどうかも、大事だと思うんですよね。
だから、老後の心配と同じくらい、「今の生活、つまらなくなってない?」ということも気にしたほうがいいと思うんです。
老後に残せるのは、お金だけじゃない

老後のためにお金を貯める。もちろん、それは大事です。
でも、老後の自分に残せるものって、お金だけじゃないんですよね。
例えば、ずっと行きたかった場所に旅行する。気になっていたお店でおいしいものを食べる。好きなアーティストのライブに行く。新しい趣味を始めてみる。
そんな楽しみがあると、毎日の生活もちょっと楽しくなりますよね。
でも、老後のお金が心配だからと、そういう楽しみを何でも我慢してしまう。
「旅行は老後資金がもっと貯まってから」
「趣味にお金を使うのはもったいない」
「今は節約して、老後に余裕ができたら楽しもう」
そんなふうに考えているうちに、何年も過ぎてしまうこともあると思うんです。
もちろん、老後の生活に必要なお金は、きちんと備えておく必要があります。何も考えずにお金を使えばいいという話ではありません。
でも、将来が不安だからといって、今の楽しみまで全部後回しにする必要はないと思うんです。
40代には40代の、50代には50代の楽しみがあります。
今だからこそ行きたい場所もあるでしょうし、今だからこそ楽しめることもあるはずです。
それなのに、老後のことばかり考えて、今やりたいことをずっと我慢していたら、もったいないですよね。
60代になったとき、「あの頃は老後が不安で、我慢ばかりしていたな」と振り返るより、「40代も50代も、いろいろ楽しんだな」と思えたほうがいいじゃないですか。
老後のためにお金を残すことも大切。
でも、今の自分が楽しむためにお金や時間を使うことも、同じくらい大切です。
老後の心配をするのと同じくらい、今の生活もちゃんと楽しめているか。
ときどき、そんなことも振り返ってみてほしいなと思います。